10)散歩
私のもうひとつの趣味(?)が散歩だ。空が青い日、家の中にいるのは結構苦痛である。
散歩に出たくて体中がムズムズするのだ。そういう時は、とにかく何か理由をつけて外出する。
我が家のあたりはまだまだ緑が多い。のんびり景色を見ながら歩くのは本当に気持ちがいい。

普段、仕事の時は荷物が多くてあまり長時間歩き回ることはできないが、
旅行、特に海外旅行に行くと、荷物が少ないので沢山歩ける。GWにスペインに行ったことが2度あるが、
夜9時すぎまで明るいので、たっぷり歩き回れて嬉しかった。お昼もロクに食べずに
朝からずっと歩き続けた日があって、ホテルへ戻る途中で足の感覚がなくなり、
どうしても前へ進むことができなくなってしまった。足が棒になるというのはこういう状態だな、
と身をもって理解した瞬間だった。幸い、すぐそばにアイスクリーム屋があったので、
アイスを買ってなめながらしばらく休んだらまた歩けるようになった。
自分の足で歩くといろんなものが見えてくる。これからもあちこち歩き回りたいなと思う。
11)読書

子供の頃、長年チリにいたために、ずっと日本語の本に飢えていた。
小学校5年生くらいの時、在チリ大使が帰国することになり、「もう要らないから」と
子供向けの本を沢山私にくださった。後にも先にも、あんなに幸せな思いはしたことがない、
というくらい嬉しかった。当時好きだったのが「ツバメ号とアマゾン号」などのアーサー・ランサム全集と、
C.S.ルイスの「ナルニア国物語」である。アーサー・ランサム全集は12巻まであるのだが、
「さらに続きが出てきた!」という夢を何度も見た。本屋や図書館の夢もいまだによく見る。
大学時代、友人に年間140冊読むという奴がいて、ちょっと対抗心を燃やしたが、
100冊にもちょっと届かなかった。今では年間20冊読めればいいほうである
(文法書とかそういったものは数に含まない)。仕事の関係で雑誌を沢山読むので、
なかなか本を読む時間がない。それでも、少しでも時間があれば本を読むようにはしている。
好きなジャンルはSF。レイ・ブラッドベリと新井素子のファンである。あと、ファンとはいえないが、
結構好きで沢山読んだのが北杜夫。シェークスピアも文庫で出ているものはだいたい読んだかと思う。
文体が好きなのは夏目漱石。そうそう、ミヒャエル・エンデも大好きだ。
一時期仕事が忙しくて、本を買うことでストレスを発散していたことがある
(当時、自分ではそうは思っていなかったのだが)。おかげで部屋中本だらけである。
一体いつになったら、これを全部読み終えることができるのだろうか。法廷通訳の話で、
TBSが取材に来たことがある。どんな本を読んで勉強しているか見せてほしいということだったが、
私の本棚がTV画面に写ったのを見て、たいていの人は最初、どこかの図書館かと思ったということだった。
12)クロスワードと数学パズル

寝る前のお楽しみはなんといってもパズルである。新書サイズの数学パズルが多い。
脳ミソの、普段とは違う部分を使うような気がして、なんだか気分がいい。
わからなくなって行き詰まったり、眠くなったら、そこでほうり出して寝る。
朝になるとなぜか次の手がわかる。寝ている間に脳が解答を探しているのだろうか。不思議である。
クロスワードパズルは、新聞などに載っているのをやる。
クロスワード専門の雑誌なんかを買ってしまうとおそらく仕事にならないから、手を出さない。
会社で購読していた英字新聞のクロスワードにはまり、毎週必死で解いていた時期もあった。
朝日新聞は毎年GWに連日クロスワードが出る。適度な難易度で、結構楽しい。
一度、紙面いっぱいの大きなクロスワードを見つけ、わくわくして解いているうちに机で眠ってしまった。
はっと目を覚ますと、妹の字で全部解いてあった。あんなにがっかりしたことはない。
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