チリでびっくり(1−2)

    ◆勉強よりおやつが大事


     最初にいたミッションスクールでは、お昼には授業が終わってしまうので、
    お弁当などを持って行くことはありませんでした。(チリの学校では給食はありません。)
    ただ、おなかがすくといけないので、必ず何かおやつを持って行くように言われてました
    当時は共産主義で物不足だった上、アバウトな性格の母親を持った私は、
    しばしば「タッパーの中に小さな飴玉がやたらと沢山」などという、妙なおやつを持って行っておりました。
    ある日、休み時間が終わって教室に戻った私は、
    その小さな飴玉をいくつか食べずに残していることが先生にばれてしまい、
    「食べるまで戻ってきてはいけません」と教室から追い出されました。
    勉強よりおやつが大事。不思議な人達だなあと思った事件でした。


    ◆鬼ごっこの鬼を決めるとき(1)

     チリにはじゃんけんがありません。いや、ありませんでした、というべきですね。
    長年いる間にいつの間にか現れましたから。
    ただし、「じゃんけんぽん」ではなく、「かーちーぷん!」と言っていました。

     子供の遊びには鬼がつきものです。鬼を決めるときはどうするか。これには二通りありました。
     ひとつは、「ずいずいずっころばし方式」。参加者全員が両手のこぶしを握って突き出し、
    ひとりが歌いながらそれを右回りに数えていきます。
    最後に当たったこぶしの持ち主が鬼に...なるかと思いきや、そうではないのです。
    その子はその手を引っ込めます。その次のこぶしからまたスタートして
    数えて...当たった手がどんどん引っ込んで行きますね。
    両手とも当たった子は鬼にはならなくてすみます。そうして最後に残った子が鬼。...
    でもこれでは鬼が決まる頃には、昼休みは終わってしまうのです。
    何て悠長なことをするんだろうと、最初に見た時にはびっくり仰天しました。


    ◆鬼ごっこの鬼を決めるとき(2)

     もうひとつのやり方は、足を使うもので、2人の間で対決する場合に使われます。

     まず、地面に長い直線を引きます。テニスコートなどがある時は、その縁を使います。
    その線の両端に2人が両足を前後にぴったりそろえて立ちます。
    スタートの合図で、2人は交互に真ん中へ向かって足を進めます。
    線の上を、必ず1回に1歩ずつ。ただし、この1歩というのは、
    片方の足の爪先にもう一方の足のかかとをつける形で進むのです。
    爪先の少し前をもう一方の足の先で踏んで、かかとをおろすのと同時に後ろの足をさっと抜く、
    というテクニックもあり、時々これを使うこともできます。これで距離の調整をするわけです。
    最後に2人のどちらかが相手の足を踏んだら、踏まれた方が負け。

     これもまた、勝敗が決まる前にチャイムが鳴ることの多い、のんびりした方式です。
    球技などをする場合の先攻を決めるときもこのやり方で決めます。


     (また思い出したら追加します〜)

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                                                               (2000.5.19.)

                                                               (無断転載を禁ず)